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少なくとも、これでこの報告書が、いかに信用できないものかがよく分ります。
どうせ素人には「生物学的半減期」や、「実効線量係数」など、分らないと思っているのです。
さらに言えば、ホールボディーカウンタでは、もっとも恐ろしいピュアなβ線を出すストロンチウム90や、α線を出すプルトニウムは検出されないのです。
この人たちがストロンチウムやプルトニウムを吸い込んでいないと断言できる根拠を探すことは不可能でしょう。
福島第一原発から、これだけ近くにいても、ストロンチウム、プルトニウムなどは吸引していなんだ、という前提には戦慄が走ります。
(中略
東京の高級住宅地の価格が大幅に下がっている(つまり、一部で投売りが出ている)ことからも、1年後、2年後、関東がどのようになっていくかが想像できます。
「福島県と同じようになるかもしれない」…私の頭によぎることです。
来年当たり、霞ヶ関では密かに行政機能を移転しようなどという話が出ているかもしれません。逃げ足だけは速いコクゾウムシの連中の考えそうなことですから。
とにかくは、今は、
髪の毛を根元から抜いて(痛ければ抜かずにハサミで切ってもいい)、20本以上保管すること。髪の毛は平均して1ヶ月に1cm伸びるので4cm程度の長さであれば、3月11日に被曝したときの成分が髪の毛に出ている。
その際、3月11日からの行動記録を思い出す限り書いておくこと。
新生児の場合は、ヘソの緒を大切に保管しておくこと。DNAからその赤ちゃん本人であることが特定できるし、放射性物質も検出できる。生まれたばかりの赤ちゃんは髪の毛が無いので、この方法がいちばん。
遠い先の未来は。
考えたくないことですが、時間が経てば「原発事故と放射能による健康被害との因果関係」は立証が困難になります。
将来の補償を考えて確たる証拠を今のうちに残しておくことが大切です。