地政学的にシナには専制体制が必要
>副島氏の著書の中に「中国はやがて共産党独裁を廃止して民主国家になる。
ウイグル人チベット人も台湾人も、いじめないで彼らに大幅な自冶権を与えて中国体制を平和的に支える周辺民族として手厚く処遇すると決めるだろう」

アジア主義者の妄想です。(まともに論ずる価値無し)

長い歴史を持つ地域は、固有の政治風土を持つようになります。そして、その政治風土は容易に変わりません。
(その地域の地形や気候が変わらない限り、地政学的な条件が変わらない為)

シナの歴史は、分裂と統合の繰り返しです。

地域文化を統合し、夏王朝が成立。
春秋戦国時代に分裂するも、秦・漢王朝で再(拡大)統合。
三国時代五胡十六国時代、南北時代と再び分裂するも、隋・唐王朝によって再(拡大)統合。
五代十国時代で分裂するも、宋王朝で再統合・・・・

シナ人には、“天下泰平を実現する為には政治的な統一が絶対に必要”との観念が、深層意識に深く刻まれていると思われます。
(政治的分裂恐怖症)
(実際、王朝の崩壊期は、戦乱等による社会インフラ破壊や天候不良に起因する大飢饉が起こり、人口が壊滅的に減少)

よって、シナ人は、政治的分裂に繋がる動き(チベット独立、ウイグル独立など)は許さないでしょう。

そして、秦・漢王朝以後、統一王朝の形態は、専制支配体制です。
(広大なシナ大陸を統治するには、適した統治形態なのでしょう)
シナの歴史を学べば、
シナ共産党政権を民主化したら、地域エゴのぶつかり合いが発生し、無政府化の挙句、分裂するでしょう。
広東省独立など)

故に、シナ大陸での政治的統一を諦めない限り、シナに民主国家が成立する事も無いでしょう。

政治的統一を諦め、各地域が民主国家として独立したとしても、
各々国が、自国の安全を確保する為、シナ大陸での覇権国家たらんと競い合う、現在の春秋・戦国時代(第一次世界大戦前のヨーロッパ)が出現し、挙句、卓越した軍事強国(春秋戦国の秦に相当)により再統一されるでしょう。

民主化して、春秋戦国時代が再現されるなら、専制支配体制における天下泰平の方が望ましい。

がシナ人庶民の思うところではないでしょうか?
シナ人の知識人(日本の自称知識人と違い本物)の思いは別でしょうが・・・
2009/12/26(土) 11:08:58| URL| 平凡太郎 #- [編集]