トヨタ(7203)、輸出株が急落、為替88円台へ円高進行
http://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20090928-10383038-scnf-stocks

 トヨタ自動車 <7203> が3日続落、110円安の3600円で寄り付き、3570円まで下げ幅を拡大している。同社株だけでなく、輸送用機器株を初めとした輸出株が大きく売られ、重なりほぼ全面安商状のなか日経平均株価は一時1万円を割り込んでいる。


 28日の東京外為市場で、円がドルに対し90円台を割り込み88円台へと一段と円高が進んでおり、輸出セクターに業績を懸念した嫌気売りが膨らんでいる。4%超下げている輸送用機器株だけでなく、電気機器、鉄鋼、精密機器などが時間の経過と供に下げ幅を拡大している。


 前週末25日のNY外為市場で円が7カ月ぶりに1ドル=90円を割り込み、88円台央まで買い上げられた。藤井裕久財務相が改めて為替への介入に反対する姿勢を示したことが円買いを誘い、主要16通貨に対し上昇した流れを嫌気したもの。


 株価は、8月10日に4190円の年初来高値を付けた後、上値が重くなった。前週末に中期相場の動向を示す26週移動平均線を割り込んだことも、きょうの下げ幅を加速させている。次の下値ポイントは52週線の3446円、週足ベース一目均衡表の雲と呼ばれつ抵抗帯の下限である3406 円。(ストック・データバンク&チャートブック編集部)

byサーチナ