国際情勢::アメリカ経済::収縮の規模と速度への考察

田中さんのところより引用



金融危機対策の主導権奪取を狙う英国
http://tanakanews.com/081014bank.htm

この金融大収縮は、10年かけてやるなら、なだらかな収縮となり、米経済は、日本の90年代のような「失われた10年」を経験した後、平常に戻る機会を得る。だが逆に、この1年間のように、米政府の対策の(意図的な)大失敗によって、金融大収縮が激動とともに行われる状態が続くと、秩序だった収縮に失敗し、金融崩壊が起こり、ドルの基軸通貨性の喪失や米国債の債務不履行などに波及しかねず、世界的な大惨事となる。(関連記事)

http://newsblaze.com/story/20081010124538zzzz.nb/topstory.html

 米金融界の規模が半分になるのだから、市場に入る資金は減り、株価は下がるのが自然だ。株価が1日に10%以上上がったから、金融危機は終わりつつあると考えるのは、今回の金融危機の本質を理解していない。おそらく、株価の上昇は長続きせず、乱高下しつつ下落する一環として、一時的に上がっただけである。